美容室開業時の「保健所立入検査」とは?チェックされるポイント紹介

美容師としての技術を磨き、将来的に自分の美容室を開業したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

従業員として勤務する場合と違い、ご自分の美容室を開業する際には、各地域での「保健所立入検査」を受ける必要があります。今回の記事では、美容室開業時に行われる保健所のチェックや、その際に必要な書類・手続きなどについてご紹介していきます。

美容室の開業には「保健所立入検査」が必要になる

美容室の開業準備を進めた後、最後の壁として立ちはだかる「保健所立入検査」。検査を受けること自体は知っていても、その詳しい内容については知らないという方もいるのではないでしょうか。
まずは、保健所立入検査の概要や、検査が必要な理由などについて見ていきましょう。

保健所立入検査とは

保健所立入検査とは、美容室を開業する際に行われる、地域の保健所による立入検査のことです。この検査を受けなくては、開業はできません。
実際に保健所の方が店舗を訪れ、立入検査を実施するという点はどの地域でも共通していますが、検査の内容やチェックの厳しさは、地域によって異なる場合があります。

保健所の検査が必要な理由

美容室は、お客様の髪、つまり体の一部を扱う業種です。そのため、店舗の衛生管理についてしっかりと確認してもらう必要があります。また、美容室を開業する際には店舗や作業室の広さなどに規定があり、この規定に則っているかどうかという点も、検査の対象になります。

検査でチェックされるポイント

立入検査でチェックされる主なポイントは、以下の7点です。

  • 床、床面積
  • 椅子の台数
  • 待合場所
  • 採光、照明、換気
  • 毛髪箱、汚物箱
  • 格納設備
  • 消毒設備

単純に設備が整っているかだけではなく、経営者がその設備を正しく使用できているかも審査の基準となります。とくにポイントとなるのは、「消毒設備」の審査です。
立入検査当日には、保健所の方の前で実際に消毒設備を正しく使用してみせる必要があるため、あらかじめ必要な設備や道具を揃え、使用手順を把握しておきましょう。

検査の流れ

ここまで立入検査の概要や、当日チェックされるポイントについてご紹介してきましたが、検査全体の流れはどのようになっているのでしょうか。
ここでは、事前相談から検査後までの流れについて見ていきましょう。

1:事前相談

立入検査は保健所の方が実際に美容室を訪れて行います。そのため、事前に保健所へ連絡し、日程や検査内容について相談したり、必要書類を受け取ったりしておく必要があります。
この段階で、検査や書類提出について気になる点やわからない点などを確認しておきましょう。

2:開設届の提出

実際に開業する7日から10日前ごろまでに、開設届を提出します。事前相談なしに開設届を提出しても認められないため、かならず事前相談をした後に提出してください。

3:検査当日

検査当日は準備をしっかりと整え、万全の態勢にして臨みましょう。
先ほどご紹介したとおり、消毒設備の準備と、消毒のひととおりの流れは、問題なく行えるようにしておいてください。

4:検査後

検査後、保健所から確認証がもらえます。審査に合格し、この確認性を受け取ることで、ようやく開業ができるようになります。
また開業後には、ときどき保健所の抜き打ちチェックが入る場合があります。開業後も気を抜かず、いつ保健所の方にチェックされてもいいように、店舗の衛生管理や消毒設備の整備などを徹底しておきましょう。

まとめ

保健所立入検査は、美容室開業にあたっての最後の壁です。この審査を乗り越えれば、晴れて新規開業が可能になります。検査の詳細内容は地域によって異なるため、自分の地域の審査内容を事前に調べ、当日は失敗がないように、徹底的に準備を整えましょう。