美容院経営のコツ!ポイントカードを最大限に活用する方法とは?

お客様にリピート来店を促す施策のひとつ、“ポイントカード”。
集客の戦略を練り、ポイントをおさえて使っていけばリピーター獲得のための強力な武器の一つになるでしょう。
今回の記事では、美容院の集客にポイントカードを活用する方法について、ご紹介していきます。
ポイントカードがお客様へ与える2つの効果
ポイントカードによるサービスのパターンについて、2つご紹介していきます。
グッズやサンプルのプレゼント
シャンプーやトリートメントなど、ヘアサロンで使用しているグッズの配布は効果的なサービスのひとつ。施術中に使用したアイテムなら、その良さや特徴はお客様も実感しているはずですよね。
また、プレゼントをきっかけに今後の製品購入につなげることができれば、客単価の向上にもなります。
オプションサービスのチケットをプレゼント
眉カットのサービスやヘッドマッサージ、トリートメントのサービスなどオプションで提供している施術があればそれらをサービスするのもいいでしょう。
今までオプションサービスに興味がなかったお客様でも無料で体験してサービスを気に入れば、次の施術から利用してくれるかもしれません。
ポイントカードがお店に与える3つの効果
ポイントカードは、リピーターや常連のお客様に特別なサービスをして、美容室を気に入ってもらうためのものというイメージが強いかもしれませんね。
ですが、カードを導入するメリットは、お店側にもたくさんあります。
ここからは、具体的な3つの効果についてご紹介していきます。
来店やオプションをさりげなく催促できる
単純に次回の来店やオプションの利用をお勧めするよりも、“ポイントが貯まる”というメリットがあるほうが、来店やオプション利用を促しやすいもの。
ポイントが貯まってきたお客様が帰る際には、「次のご来店でポイントが貯まりそうですね!」と一声かけてみましょう。また、「今回オプションを付けていただくと、ポイントが貯まりますよ」といった販促も可能です。
顧客情報を得られる
会員登録時やカードを作る際、お客様の住所や名前、メールアドレスを取得すれば、店舗のメールマガジンやクーポンをダイレクトメールで配信できます。
ここで得た情報はしっかりと管理し、後の集客に活かしましょう。
接客のヒントになる
お客様へのサービス履歴を管理しておけば、接客の質向上の手掛かりになります。
「前回お試しいただいたトリートメントはいかがでしたか?」という会話のきっかけになるほか、お客様から施術に関する意見や感想も引き出せるでしょう。
ポイントカードを有効活用する方法
リピーター獲得のための定番施策であるポイントカードですが、コツを押さえて運用しないとうまく機能しません。ここからは、ポイントカードを有効活用する方法についてご紹介します。
サービス還元までの必要ポイントを低めに設定する
常連客のリピート率を上げたいからといって、サービス還元へのハードルを上げすぎてもダメです。達成不可能なサービスでは、ポイントを貯める気力がなくなってしまうもの。
「5回来店で1回分のオプションチケット、10回来店でトリートメントがもらえる」など、常識的な利用頻度でサービス還元を受けられるようにするのがコツです。
有効期限を設定する
カードに有効期限があれば、ポイントをたくさん貯めているお客様ほど期限内に再度来店したいと思うでしょう。
ただし、こちらも短すぎる有効期限では逆効果。
1年や2年など、ポイントを貯められる現実的な期間を設定してください。
値引き系のサービスは控えめに
ポイントが溜まった際の特典として、クーポン券のプレゼントや値引きのサービスをする美容院は多いかもしれません。しかし、それらのサービスばかり提供し続けると、売上金額が落ちる原因に。
値引き系のサービスはなるべく控え、売上や施術の価値を下げないように注意しましょう。
お客様に有益なポイントカードを提供する!
ポイントカードをうまく活用すればリピーターや優良客がライバル店に流れるのを防ぎ、やがては店舗の利益拡大にもつながります。
集客効果が高くなるよう、カードの有効期限や還元率を設定し、店舗にもお客様にも有益なツールとして使っていってくださいね。