整骨院の開業にかかる費用とは!物件や施術機器の金額は?

整骨院は“柔道整復師”が施術者として施術を行う、多くの人にとって身近な場所。ここ10年以上の間、柔道整復師と施術所の数は増えつづけており、新規開業を考える人も多くなっています。

では、整骨院を開業するにはどの程度の費用が必要になるのでしょうか?

今回の記事では、整骨院開業にかかる費用や物件・施術機器などの金額についてご紹介していきます。

どこまでが開業準備の費用になる?

“開業費”というと、物件にかかる費用や店舗工事費など、大きな出費をイメージする方が多いかもしれません。

しかし実際には、

・研修費
・開業セミナーの参加費
・準備期間の打ち合わせ代(交通費、飲食代など)

なども、開業費として計上します。

また、開業直後は経営が不安定になりやすいため、開業直後にかかる人件費や各種消耗品費なども、開業費用としていくらか準備する場合が多くなっています。

物件・工事にかかる費用

開業費用全体の中でも大きな比重を占める“テナント”関連の出費は、どの程度の金額になるのでしょうか。ここでは、物件や改装工事にかかる費用についてご紹介していきます。

物件を借りる費用

物件の準備にかかる費用は、敷金や礼金、テナント費などさまざま。

物件の広さや立地といった要素のほか、物件探しを依頼した不動産業者によって金額が上下するケースもあるのでできるだけ整骨院の物件に詳しい業者に相談するといいでしょう。

借りられる物件には、「スケルトン物件」や「居抜き物件」などのタイプがあります。

【スケルトン物件】

以前使われていた設備や内装が、すべて取り払われた状態の物件のこと。

改装にコストと時間がかかりますが、自由に施術所の改装を行えるため店舗のデザインが自分の中で明確に決まっている場合は、このスケルトン物件がオススメです。

【居抜き物件】

以前の店舗の設備がそのまま残っている物件のこと。少しのリフォームでも店舗として使える状態になるため、改装のコストが抑えられます。

その反面、残された設備や間取りを利用せざるを得ないため元の状態から間取りの大きな変更がしにくく、デザインの自由度は低いといえるでしょう。

内装工事・外装工事にかかる費用

物件の内装や外装のリフォームをする際の費用はおおむね坪単価20万円から50万円程度。

ですが、立地条件や建物の状況、店舗デザインなどによって金額は大きく変動しデザインにこだわった場合、内装費に800万円以上かかる場合もあります。先ほどご紹介した、スケルトン物件を選ぶか、居抜き物件を選ぶかという選択によっても施工金額は変わってくるでしょう。

各種設備にかかる費用

開業時に必要になる主な備品は、以下のようになります。

・施術ベッド
・パーティション
・バスタオル
・診察台カバー
・施術機器
・その他の電子機器(レジ、タブレットなど)
・消毒設備
・事務用品
・各種消耗品 など

これらをすべて新規で購入すると、かなりのコストがかかります。資金面に不安があれば、中古やレンタルの備品を活用しましょう。

また、施術機器やレジのような電子機器は業者から長期的に借りる「リース」をするという方法もあります。施術機器の購入には200万円以上 かかるとされているため、施術機器にあまり資金を回せない場合は、リースするといいかもしれませんね。

まとめ

整骨院を開業するには、かなり高額の資金が必要になります。

開業資金の相場は数100万円から1000万円程度とされているため普段から多額の貯金をしていなければ、思い立ってすぐに開業するのは難しいもの。

また、日本政策金融公庫のような金融機関に融資を頼る場合は具体的な事業計画書と、事業費全体の3割程度の自己資金が必要になります。

必要になる費用についてよく調べ、明確な事業計画書を作成して開業準備を進めていきましょう。