整骨院開業までのスケジュールとは?知っておきたいポイントまとめ

スポーツ中の怪我や捻挫、脱臼などで訪れる人が多い整骨院。
柔道経験者が開業するイメージが強い整骨院ですが、自分で開業したいと考えた場合は、どんな手順で準備を進めていけばいいのでしょうか。

今回の記事では、整骨院を開業するまでのスケジュールについてご紹介していきます。将来、柔道整復師として自分の整骨院を開業したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

開業までの大まかなスケジュール

まずは、開業までの大まかなスケジュールについてご紹介します。

1:準備期間
どのような整骨院を開業し、運営していくのかイメージし、構想を練る期間。

2:事業計画をたてる期間
「事業計画書」を作成しながら、開業までの具体的な計画を立てる期間。

3:資金・物件・備品の準備期間
開業のための資金調達や、物件探しなどを行う期間。

4:開業前準備期間
開業直前、スタッフの確保や教育、宣伝の用意などを行う期間。

5:開業
実際に開業をスタートさせる日。

1:準備期間

ここからは、先程ご紹介した期間に行うことについて、準備の段階ごとにご紹介していきます。

準備期間に行うこと

準備期間中は、開業に必要な資格や知識を取得しながら、開業までのイメージを膨らませます。

ここで大切なのは、早い段階で開業日を決めてしまうこと。数ヶ月先の開業について漠然と考えているだけでは、「これから実際に開業する」という実感が湧きにくいものです。

開業日というゴールを決めておけば、そこから逆算して、具体的なイメージが固めやすくなります。

開業するための資格は?

整骨院を開業する場合、国家資格である柔道整復師の免許が必要です。
さらに、自費治療以外に、健康保険による施術を行いたい場合は、柔道整復師とは別に“施術管理者”としての資格を得なくてはなりません。

2018年3月からは、施術管理者になるために研修と実務経験が必須です。実務経験を積み、研修も早い段階で済ませておきましょう。

2:事業計画をたてる期間

開業する整骨院のコンセプトの設定や、資格や届け出などの開業に必要な情報の整理、そして開業日の決定などを行う期間になります。

期間の長さ

事業計画を決める際に大切なのは、「開業予定日の決定」や「コンセプトの作成」など。開業予定日をいつにするかによって、事業計画を練る期間が左右されます。

この期間に固めておくこと

事業計画時に時間をかけて固めたいのは、整骨院のコンセプト。
1本筋の通ったコンセプトがあれば、それに沿って内装・外装などの雰囲気などが決めやすくなるほか、自分の店舗を競合店と差別化する効果も期待でき、お客様の興味を引きやすくなるでしょう。

3:資金・物件・備品の準備期間

この期間には、資金調達や物件の準備など、開業に向けて本格的に動き始めます。

期間の長さ

資金調達や物件決定にかかる期間は、人によって異なるため、一概にこれくらい、とは言い切れません。ですが、日本政策金融公庫から融資を受ける際の申請手続きには2週間程度、実際に借りた資金が振り込まれるまでに1ヶ月程度かかります。

また、物件の改装工事には1ヶ月~2ヶ月程度かかるとされています。手続きにかかる期間をあらかじめ計算に入れ、なるべく時間のロスを出さないように行動しましょう。

この期間に行うこと

ご紹介したように、この期間は主に資金調達と物件探し、備品の準備などを行う期間。物件のリフォームや設備の準備をしていると、費用が予定以上にかかるケースもあります。ベッドやパーティションなどは、中古で安く販売されているものもあり、内装は元から設備が整った居抜き物件を選べば、施工費用を抑えられます。全体の費用感を見て、費用を削れそうなところは、思い切って削ってもいいかもしれません。

4:開業前準備期間

ここまでの準備が整うと、開業までのステップも最終段階に入ります。

期間の長さ

開業前1ヶ月程度の期間は、開業手続きを済ませ、広告を出したり、従業員の募集を行ったりします。忙しさが本格化してくる時期ですが、他の開業準備に気を取られていると、各手続きのことを忘れたり、書類の提出がギリギリになったりしやすいもの。

毎日のスケジュールや締め切りをしっかりと管理し、ミスがないように注意しましょう。

各種手続きや宣伝、スタッフの確保と教育を行う

開業時は、「施術所開設届」を保健所に提出し、承認を受けます。必要な書類は「施術所開設届」のほか、「柔道整復師免許」、「施術所の平面図」、「登記簿謄本」など。

その他、開業までに、看板やチラシなどによる広告宣伝や、スタッフの募集とその教育も行う必要があります。とくにスタッフの教育には時間と手間がかかるため、早めに進めるように心掛けてください。

まとめ

開業までのイメージが固まっていないと、準備段階で予想外の問題が発覚したり、開業しても経営が上手くいかなかったりする可能性が高まります。

早い段階で開業スケジュールを具体的に考えることで、漠然とした開業プランが、少しずつ形になっていくでしょう。

この内容を参考に、開業の実現に向け、初めの一歩を踏み出してみてください。